2017年6月10日土曜日

Break 6

登場人物紹介 5

ピーター・ゴールドスミス・ドーマー

保安課所属のドーマー。
ダリル・セイヤーズ・ドーマーが逮捕後体調を崩した時に監視役を務めた。
出産管理区に出入り出来る仕事を主にしているらしく、人当たりの良い優しい印象を与える男性。


アキ・サルバトーレ・ドーマー

保安課所属のドーマー。
ジェリー・パーカー専属の監視役を仰せつかっている。ジェリーが逮捕時に自殺を試みたので、彼の破壊行為ではなく自虐的行動を抑制するのが任務。友人の少ないジェリーの数少ない話し相手で、ジェリーは彼がいなくなるのを恐れて故意に不審な行動を取ったりする。
先住民族ラコタ族の血統で、精悍で美しい容姿をしている。保安課は滅多にドームの居住区で見かけられないので、ジェリーの初めての自由行動に付き添って一般食堂に現れた時は他のドーマー達から注目を浴びた。


ピート・オブライアン・ドーマー

ドーム維持班厨房班所属。
ダリルとポールを「兄さん」と呼んでいるので、「トニー小父さんの部屋」出身と思われる。
一般食堂の司厨長。ちょっと口うるさいところがある。
ローガン・ハイネ・ドーマーを神の様に信奉しており、彼の為に半熟とろとろチーズスフレを焼いているが、ハイネが食堂に来る前にいつも完売するのでくさっている。
厨房班は栄養士の知識も持っており、腕前もかなりのものだが、外から来たシェイの腕前も素直に認めており、彼女が作る料理を一品毎日分けてもらって出している。
機嫌を損ねると、料理の内容で報復するので、ドーマー達は厨房班には逆らわない。


マイケル・ゴールドスミス・ドーマー

航空班所属の静音ヘリ・パイロット。
航空班は配属されると直ぐに外の世界に馴らされ、空港ビルの尞で暮らす。
ドームには休日のみ帰って来る。
静音ヘリは戦闘能力を持つので、マイケルも戦闘訓練を受けているが、平素は物資や人員の運搬を仕事にしている。
ダリルと共にFOKのリーダー、ニコライ・グリソム捕獲を成し遂げたので準保安員の資格を与えられた。(麻痺光線銃の携行を許可される。)
ライサンダー・セイヤーズと初対面の時に、保安課のピーターとは親戚ではないと自己紹介している。
シェイの料理の大ファンで、ライサンダーの送迎を通して彼とは親友になる。
肝の据わった剛胆さで、あっけらかんとした性格。


キャリー・ワグナー・ドーマー

医療区の精神科医。
数少ない女性ドーマーの1人で、「トニー小父さんの部屋」に幼児期所属していたので、ダリル達とは兄妹みたいな関係。クラウスと純粋に恋愛して婚姻を許可された。
女性ドーマーはコロニー人のクローンなので、オリジナルの名前をもらうが、姓はなく、結婚相手のクラウスの姓を名乗っている。
美人であることは、彼女がパパラッチに盗撮されることからも察せられる。
クラウスとアパートで一緒に朝食を取るが、勤務シフトで夫婦が顔を合わせられる日はそれほど多くない。
JJや女性執政官達とは仲が良い。普段は出産管理区で妊産婦の精神的ケアを担当しているが、ドーマー達の精神的リハビリにも関わることがある。
子供を持つべきか否か悩んでいる。


ミヒャエル・マリノフスキー・ドーマー

西ユーラシア・ドームの遺伝子管理局長。
ダリルの元上司。
宇宙船が事故を起こした場合1週間は食糧がなくても生存出来るように細胞内に栄養を蓄えておく、と言う進化型1級遺伝子を所有している。ドームでは無用の遺伝子なので、彼は無駄に太っている。
ハイネとは違って、マリノフスキーはドームの外にも出かけている。
体格に似ておおらかな性格。
頭髪はハイネ同様真っ白。