「何やってんだ、君達?!」
ダリルはオフィスのドアを開けるなり、思わずそう叫んでいた。
ジェリー・パーカーの首に腕を廻して締め上げているポール・レイン・ドーマーと、ポールに首を絞められているジェリーが同時に振り向いた。
「ああ・・・遊んでいるんだ・・・」
ポールが腕をジェリーの首から外した。ジェリーも咳き込みながら、
「うん、遊んでもらってた・・・」
ダリルは2人を見比べた。
「何時からそんなに仲良しになったんだ?」
「今さっきからだ。」
「うん、さっきからだ。」
どうも信じられない。ダリルは2人の様子に胡散臭さを感じながらも、追求するのは止めた。
「ポール、今日の仕事は全部片付けたから、ちょっと付き合ってくれないか? 保安課の情報管理室に行きたいんだ。」
「1人で行けないのか?」
とジェリーがちゃちゃを入れた。ダリルはうんと答えた。
「私は脱走と言う前科があるから、上司と一緒でないと保安課に入るのに許可が出ないんだ。」
「それじゃ、俺も駄目だな。」
「残念ながら、君は数年先迄無理だ。」
「別に行きたくないし。」
「でも、私の用事が済めば、一緒に晩飯を食わないか?」
ダリルはポールを見た。
「いいだろ?」
「うん・・・まぁな・・・」
ポールは横目でジェリーを牽制した。余計なことを喋るなよ、と。
ダリルはオフィスのドアを開けるなり、思わずそう叫んでいた。
ジェリー・パーカーの首に腕を廻して締め上げているポール・レイン・ドーマーと、ポールに首を絞められているジェリーが同時に振り向いた。
「ああ・・・遊んでいるんだ・・・」
ポールが腕をジェリーの首から外した。ジェリーも咳き込みながら、
「うん、遊んでもらってた・・・」
ダリルは2人を見比べた。
「何時からそんなに仲良しになったんだ?」
「今さっきからだ。」
「うん、さっきからだ。」
どうも信じられない。ダリルは2人の様子に胡散臭さを感じながらも、追求するのは止めた。
「ポール、今日の仕事は全部片付けたから、ちょっと付き合ってくれないか? 保安課の情報管理室に行きたいんだ。」
「1人で行けないのか?」
とジェリーがちゃちゃを入れた。ダリルはうんと答えた。
「私は脱走と言う前科があるから、上司と一緒でないと保安課に入るのに許可が出ないんだ。」
「それじゃ、俺も駄目だな。」
「残念ながら、君は数年先迄無理だ。」
「別に行きたくないし。」
「でも、私の用事が済めば、一緒に晩飯を食わないか?」
ダリルはポールを見た。
「いいだろ?」
「うん・・・まぁな・・・」
ポールは横目でジェリーを牽制した。余計なことを喋るなよ、と。