2020年7月28日火曜日

Break 27

 今回はドームから離れて、中西部(ってどの辺や?)の田舎町クリアクリークのお話。
主人公は科学者でもないドーマーでもない、町の保安官アンソニー・シマロン。年齢は30代になったばかり、しかしかなり大人な雰囲気の男性。平和で穏やかな生活を楽しんでると、幼馴染のホテル経営者から穏やかでない知らせが齎される、と言うところから物語は始まる。
 ドーマー・シリーズの重要人物たちがちょっとずつ出て来るが、主人公はシマロン君。ちょこっとミステリー仕立てで。


登場人物紹介

アンソニー・シマロン

クリアクリークの保安官。陽気で他人に親切な男。
養子に出された「取り替え子」と思われたが、最後にドーマー同士の結婚で生まれて養子に出された子供であることが示唆される。
友人を大切にして、養父を心から愛している。
シュリー・セッパーに仄かな恋心を抱いたが、彼女が本当に愛している人物を見抜いてしまい、諦める。


マイケル・ハーロー

クリアクリークの保安官助手兼秘書。
真面目だが性格は明るい。シマロンを上司として、友人として尊敬している。
大人しいが行動力はある。
ハーローも「取り替え子」の養子である。


ジョン・ヴァンス

クリアクリーク一番の資産家。ホテル・モッキングバードを経営しており、他にも手広くビジネスを展開している様子。
シマロンとは幼馴染だが、ヴァンスは親の実子。善人だが、ビジネス優先に考える欠点が危うく彼の命取りになりかけた。


ステラ・カリ

郡警察本部に勤務する警部補。刑事事件担当。
独身で有能な女性刑事。


ロバート・フォイル

郡警察本部の刑事。カリの部下。
町の保安官達を目下扱いするので、嫌われている。


アンディ・ウィルソン

グリーンスネイク川の川下りボートを操船する船頭。
ホテル・モッキングバードに雇われている。


ベルナルド・サンダース

ローカッスル船着場の管理人。


ウィリアム・ハース

ハイカッスル船着場の管理人。


アラン・レオー

クリアクリークで唯1人の医師。


デレク・デンプシー

牛の舌に埋められていた死体。